会社更生手続き中の林原を再建支援候補にCJグループなど国内外の4社程度に絞り込み
会社更生手続き中のバイオ関連企業、「林原」(岡山市北区)の再建を支援するスポンサー候補が、韓国最大の食品関連企業、「CJグループ」(本社・ソウル)など国内外の4社程度に絞り込まれていることが31日、分かった。林原の管財人は7月上旬にもスポンサーを最終決定したい方針。関係者によると、受け皿に名乗りを上げた企業のうち、CJグループが提示した買収額が800億円以上と最も高く、スポンサーの最有力候補となっている。
>>債務・借金に関するブログランキング参加中 林原は、菓子の甘味料などに幅広く使われている「トレハロース」の生産を国内でほぼ独占。また、抗がん剤の「インターフェロン」など薬品事業にも強みがある。しかし、前社長ら創業一族による野放図な事業拡大で経営が悪化。不正経理も発覚し、今年2月に東京地裁に会社更生法の適用を申請した。
林原のスポンサー選定には食品企業など70社以上が名乗りを上げたが、5月下旬の2次入札で、CJグループのほか、日本たばこ産業(JT)、化学品商社の長瀬産業、化学メーカーの群栄化学工業(群馬県高崎市)の4グループに絞り込まれた模様だ。スポンサーとなるには、買収額のほか、美術館や博物館、チンパンジー研究など林原が行っていたメセナを含めた事業の一括引き受けが条件となっている。
CJグループは、韓国の財閥、サムスングループの製糖事業がルーツ。93年にサムスンから独立し、韓国内外で食品やバイオ、流通、メディア事業などを展開する。【井出晋平】
<バイオ関連企業>「林原」支援に4社候補 韓国CJ最有力(Yahoo!ニュースより)
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2011.06.01 | 自己破産と民事再生情報のランキング | Comments(0) | Trackback(0) | 会社更生法